空の青 風の緑 ーゆるりクリエイティブー

ゆるっと楽しめるエッセイをめざしてます。

資料の価値ー欲しい人がいると、値段があがる

美術館とか博物館とか色んなところをふらふらしてきたのですが、いわゆる文学館的なところにもいたことがあります。

文学関係ということで、その館には、色んな古書店から古書目録が送られてきていました。古書目録とは、自分の書店で扱っている商品を一覧にして本にしたものです。目玉商品(?)は、画像なども載っていて、見るだけでも結構楽しかったです。

貴重な初版本、作家の原稿、サイン入りの本などもあれば、それなりに出回っている本なども載っていたりします。値段も数十万〜数千円くらいと、金額の幅も結構ありました。

今の時代、ネットでも目録が掲載されているところもありますが、紙の本の方が回覧するときなど、便利なときもあります。また、そのときは買えなくても、気になった商品が載っている目録は、付箋をつけて取っておいたりもしていました。

ある日、届いた古書目録を何気なく見ていると、ちょうど展示に使えそうな古い雑誌が出品されていました。金額は、確か5万円くらいでした。

欲しいなぁ、と思い、同僚や上司に相談し、あちこちに予算など確認して掛け合ってもらい、何とか許可がおりて、購入できることになりました。なかなか購入許可がおりることがないので、嬉しくて、ウキウキしながら、さっそく古書店に電話をしました。目録を見てから、1〜2週間後くらいのことだったと思います。

…ところが、電話をすると、もうすでに売れてしまったと言われてしまったのです。本当にガッカリしてしまい、数日ぐらい、しょんぼりしながら過ごしてしまいました。

古書目録は、オークションではないので、金額は決まっていますし、早いもの勝ちです。ですが、あまり聞いたことがない雑誌で、有名な作家が寄稿していたわけでもありませんでした。5万もするし、すぐに売れるわけはないだろう、とタカをくくっていたので、いったいどんな人が買ったのだろう…?、よほどマニアな人に違いない、などと思っていました。

しばらくして、ある古書店の方と話す機会があり、この一件を話したところ、驚きの事実を知ることになりました。

なんと、私が買おうとしていた雑誌は、色んな分野の研究者やマニアが欲しがる、とてもレアなもので、市場に出回ることもめったにない、とても貴重なものだったそうです。

私は、購入許可があと何日か早ければ買えたかも、などと思っていたのですが、その古書店の方曰く、(古書目録を送ってきた古書店は遠方にあったので)多分、私が目録の封筒を開ける前に、売れていただろう、とのことでした。

しかも、5万円なら安いほうで、購入希望者はたくさんいたと思う、と言われて、愕然としました。私は、ライバルは1人だと思っていたのですが、実は、十数人(もっと?)いたようなのです。

5万円もするから、すぐには売れない、ではなくて、古書のプロが評価した金額である、5万の値段がついていた時点で、欲しい人がたくさんいる商品だと、私は気づくべきだったのです。色々と勉強になった出来事でした。

さて、曼荼羅アート、一気に下絵まで描き上げました。今回は、わりとすんなり模様が決まって、なんとなく観覧車みたいな形になりました。

 

曼荼羅アート(下書き完成)

曼荼羅アート(下書き完成)

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