空の青 風の緑 ーゆるりクリエイティブー

ゆるっと楽しめるエッセイをめざしてます。

【博物館・美術館】作家さんの作品への愛着と無頓着 ーどっちのタイプも、気を使いますー

私は、学生時代、美術を勉強していたので、同級生や教授など、(作家や画家など、仕事としていなくても)クリエイターと呼べる方が周囲にたくさんいました。

また、博物館や美術館、あるいは資料館などで働くなかで、画家や工芸作家、小説家、詩人、エッセストなど、何かを創り出すということを職業とされている方と、お仕事をする機会もありました。(ここでは、画家や小説家などをまとめて、作家さん、と呼ぶことにします)。

さて、作家さんには、自分の作品への愛着が強いタイプと、無頓着なタイプの2種類がいるように、私は思います。

もちろん、無頓着なタイプの方も、特定の思い入れのある作品には執着する、ということはあると思いますが、基本的には、無頓着なタイプの方は、自分の作品を結構適当に扱ったり(そして、適当に扱われても意外と気にしない)、忘れてしまったりされることが多いです。

どちらのタイプの方も、その度合いが強いと展示する側しては、とても気を遣います。

自分の作品に愛着のある方は、もちろん、気を遣います。こういう方は、展示構成やキャプションの解説にもこだわられたり、作品の取り扱いも、事前に色々と注意をされたりすることがあります。

ただ、別にそれが面倒ということはなく、むしろ事前に確認をされるということであれば、そちらの方が助かるということもあります(色々決まってからの、どんでん返しの方が大変です…)。博物館同士などの作品の貸し借りでも、内容の確認や取り扱いについては、結構何度もやりとりすることもあるので(館によっては、条件が厳しいところもあるので)、そこは、あまり気にならなかったりします。

実は、結構大変なのは、無頓着なタイプの方だと、個人的には思っています。

意外と、自分の作品の扱いに頓着されない作家さんというは、一定数いらっしゃいます。展示内容などの確認も、あんまり細部まできちんと目を通されない方や、期日を過ぎて、何度か連絡して、やっと目を通して、お返事を下さる方などもいらっしゃいました(この辺は、無頓着とは別の理由かもしれませんが…)。

自分が作っているものだから、という理由が大きいのだと思いますが、梱包も、美術館で働く人間からすると、「なんて危険な…!」とちょっとクラっとするくらいの、無防備な状態だったりすることもありました(結構壊れやすい作品でした…)。紙の原稿なども、手持ちで紙の封筒に入れて持って来られて、端が曲がっていたり…。

あるいは、ケースがない焼き物の展示で、テグスなどで固定するのが嫌、とおっしゃる方もいらっしゃいました。

一番、手ごわかった作家さんだと、来館者の人が触りそうだったり、うっかり踏んで壊しそうなところに作品を置きたいとおしゃられた方がいらっしゃいました。触られても、壊れても構わない、とおっしゃるのですが、館としては、そういうわけにはいかず、「触らないでください」や「この先に作品があります」という札を置かせてください、とお願いしたのですが、それは無粋なので、避けたいとのご意見でした。

困り果てて、何度かの交渉の末、作品から少し離れたところに、注意書きの札を置く、ということで、何とかお話がまとまりました。ですが、離れたところでは、あんまり効果がないので、結局、その作品の周辺に監視員さんを一人、ほとんど張り付きの状態で配置しました。

無頓着タイプの作家さんも全てに無頓着というわけではなくて、作品の扱いはいい加減に見えても、作品の見せ方には、こだわりのある方など、こだわりポイントが、それぞれ違うだけなんだなあ、とは思います。でも、美術館側としては、やっぱり作品の扱いは、慎重にしたいので、時に、作家さんの自分の作品の扱いのぞんざいさに、ドキドキしてしまうのです。

 

さて、曼荼羅アートです。

いつも左右対称なので、非対称にしようと思って描き始めました。イメージは風車とか風車みたいな感じです。

最終的には、あまり非対称な印象にはなっていないのですが、面白い模様になったので、これはこれで気に入っています。

ただ、色をどうしようか、完全にノープランです。形を活かせるような、色の配色がえできればいいなと思っていますが、広い面を塗るのが下手なので、そこが一番の懸念材料です。

曼荼羅アート(制作中)

曼荼羅アート(制作中)

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【文化】飛ぶ虫たち ー化生(けしょう)と信じられたものー

飛ぶものといえば、鳥を一番に思い浮かべる方も多いかと思うのですが、今回は、鳥ではなく、虫のお話です。

鳥でも虫でも(なんなら飛行機とかも)、飛ぶものって、いつも不思議な感じがします。科学的(?)には、飛ぶ仕組みは解明されているのだと思いますが、そういう理屈が分かっていても、やっぱり、私にとっては、飛んでいるものって、ちょっと特別な印象があります。

特に虫が飛んでいるのを見ると、この小さな体、この薄い羽で、なぜ飛べるのだろう…?と、いつもどこかで感心している自分がいます(鳥には、そこまでの感想を抱かないのは、骨とか筋肉などがある分、ちょっと身近な感じがするからかもしれません)。

実は、学生の頃に、美術表現のモチーフとしての飛ぶ虫たちについて、調べていたことがあります(特に虫が好きというわけではないので、なぜそれを調べようと思ったのかは、覚えていないのですが)。その過程で、虫についての色んな物語や伝承を読んだのですが、その中で面白いと思ったのが、特定の虫が「化生(けしょう)」だと思われていた、ということでした。

「化生」とは、仏教用語なのだそうですが、簡単に言うと、何もないところから生まれてくるもののことです。卵とか母体などがなくて、ある日突然、そこにいるので、生き物としては、不自然な存在なわけです。

仏様や菩薩様などもそうですし、あるいは餓鬼などもこの化生の存在であるとされているそうです(転じて、妖怪なども「化生の者」と呼ばれるようですが、こちらは、何かに化けた物という意味合いで使われることが多いようです)。

さて、この化生と思われていた虫の代表(?)が、ハエです。

それを知ったとき、ものすごく納得しました。どんなに綺麗にしていて、ゴミなどを片付けているつもりでも、暑い時期など、どこからともなく出てくる、ハエ。小さいので、卵なども分かりませんし、まさに、化生のもの、と、昔の人が考えたとしても、無理はありません。

また、厳密には違うのですが、蝶もある意味で、化生と見なされていた、と言うことができるかもしれません。

蝶は、その生態(幼虫→蛹→成体)から魂の化身と見なされることがあり、世界中にそのイメージから派生した伝承などが存在しています。

中国の古典に「梁山伯(りょうざんはく)と祝英台(しゅくえいだい)」という悲恋の物語があり、最後に、結ばれなかった恋人たちは、蝶となって寄り添って空に飛んでいきます。この物語では、蝶が2人の魂の化身として表現されていて、蝶=魂、と見なすということは、蝶も化生に近い存在として、考えられていたのかな、と思います。

もちろん、他にも忽然と存在しているように見える虫はいると思うのですが、やはり「化生」と見なされるような、不可思議な存在と考えられてきた虫は、「飛ぶ」というのが、一つのポイントであるような気がします。

一つには、飛んでいると人の目につきやすくて、認識されやすい、ということもあると思います。ですが、やはり、人間が自力では絶対に出来ない「飛ぶ」という行動そのものが、どこか不思議さとか神秘性みたいなものを感じさせたからではないかな、と、個人的には考えています。

今でも、仕組みを知っていても「どこから来たの?」と言いたくなるハエですが、「化生」の存在と見なされていた、ということを考えると、なんだかちょっと、不思議な存在に思えてくるときがあります(だからと言って、ハエが好きなわけでも、ブンブン飛んでいてほしいわけでもないのですが…)。

ちらっと触れた、蝶が魂の化身と見なされていた、という話については、本当に色んな話が世界にあって、美術表現も多彩にあって、ブログで書こうと思うと、多分全10回くらいのボリュームになりそうなので、また別の機会に、テーマを小分けにしながら、書いてみたいと思います(というか、本当はこの蝶について書いていたのですが、収拾がつかなくなったので、テーマを少し変えたのでした)。

 

さて、曼荼羅アート、今描いているものが中途半端なので、以前描いたものを再掲します。

かなり最初の頃に描いたもので、すごく気に入っているというわけではないのですが、描いたもののなかでは、変わり種で、今見返したら、結構面白い要素がたくさんあって、今後またチャレンジしたいな、と思う点があります。

円ではないところとか、なんだか角から葉っぱ(でしょうか…描いた本人も曖昧な認識ですが)出ているところとか、外側にある枠とか…。

何より、色を塗った上からペンで描いているので、完全に下描き無しで描いているところが、我ながらチャレンジングだなあ、と思います。

曼荼羅アートを描き始めた頃だったので、歪みとかを気にせず、結構勢いで描いているのですが、そこが何だかいいなあ、と感じます。

今描いているのが仕上がったら、今度は、この作品の要素を取り入れた、ちょっと違う描き方をしたものを描いてみようかなと考えています。

曼荼羅アート

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【文章を書く】読書感想文が苦手な理由と、書く文章が長くなる理由が、同じでした。

何だかよく分からないタイトルですが、実は、いつもの通り、そのままの意味です。

文章を書くのは、子どもの頃から好きだったので、作文の宿題など、いつもすぐに取り掛かって、字数オーバーするくらいに書いていました。

そんな私が、文章を書く宿題の中で、唯一苦手だったものが「読書感想文」でした。

なぜ苦手なのかというと、指定された枚数制限内でおさめられなかったからでした。

というのも、読書感想文を書くとき、あらすじを書いてしまうからで、本題に入る前に、あらすじだけで原稿用紙4枚とかの指定枚数を超えてしまっていました。なので、毎回、如何にあらすじを的確に要約するか、という、明後日の方向に情熱を注いでいる子どもでした。

もちろん、読書感想文にあらすじを書く必要はない、というのは理解していました。

ですが、自分がどうしてそういう感想を持つに至ったか、ということを説明するには、やはり、どの場面でそう感じたか、ということを書かなくては相手に分からない、という気持ちが働いて、結果、どうしても、あらすじを書いてしまう、ということになっていました。

例えば、「桃太郎」を読んだとして、桃太郎を勇気ある優しい人だ、と思ったと書こうとするとき、桃太郎のどういった行動を勇気がある、と感じたのかを説明したくなるのです。

そうなると、困っている人がいると聞いて、一人で鬼退治をしようと決意して、おじいさんとおばあさんのもとを旅立った、という行動を勇気がある、と思った、と書き足してしまいます。そんな感じで、感じたことの理由、その場面を事細かに説明したくなり、結果、読書感想文は、たいてい、あらすじ要約文になってしまっていました。

実は、私が書く文章が長い理由も、本質は同じだなあ、と最近気づきました。ちなみに、文章に限らず、メールとかラインとかもわりと長くなりがちです(短くするように気をつけてはいます)。

つまり、平たく言うと、なぜそう書いたかを、丁寧に説明したい、という気持ちが働いてしまうので、文章が長くなるのです。

さきほど、桃太郎の例を挙げたように、あるいは「平たく」と書いたように、私は「例え」を出したり、あるいは「つまり」と、付け足してまとめたりすることが、よくあります。

自分の文章を読み返したときに、今まで書いた文章だけでは、相手に意図が十分に伝わらないかも、とか、分かりにくいかも、という気持ちになると、さらに書き足して、説明してしまうのです。

言い換えると、多分、文章が的確ではないというか、きちんと明確な分かりやすい文章を書けていないと思うとき、文章が長くなる傾向にある、ということなのです。

読書感想文も、多分、きちんと書ければあらすじを書かなくても、十分自分の気持ちを伝えられるのだと思うのですが、そこに自信がないので、前後を説明して、書き足りない分を補おうとしてしまっていたのだろう、と思います。

実のところ、今回書いている文章も、どうもすっきりしないというか、言いたいことが伝わらないかも、という感じが抜けなくて、最初、かなり補足を加えました。ですが、読み直すと、同じことを表現を変えて繰り返しているだけで、あまり分かりやすくなってないなあ、と思ったので、バッサリ削りました。

もうちょっと、スッキリまとまった的確な文章が書けるようになりたいなあ、と思うので、ブログを書いているうちに、文章力もアップしていければ良いなあ、と考えています。

 

さて、曼荼羅アート、交互に塗ろうと思ったのですが、塗り始めたら、あまり思うように交互にできませんでした(毎度、無計画です…)。

本当は、赤と青でシンプルにしようかなと考えていたのですが、交互に塗れず、バランスが取れなくなったので、黄色とオレンジ系統の色を後から足しました。

なんだかダーツの的みたいな仕上がりになりました。

まとまりは悪くないのですが、ちょっと面白みにかけるかな、という気がします。

曼荼羅アート

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【手芸】売りたいハンドメイド作品を作る前に、考える。

書こうと思っているお話は、結構いくつもあるのですが、実際に書こうとすると、なんだか気が乗らなかったり、上手くまとまらなかったりすることがあります。

このパターンに、はまってしまうと、何を書いてもいまいちな気がして、何回も書いては消し、書いては消し、をずっとやってしまいます。

ブログを書くのは別に強制ではないので、書くことが思いつかなければ、何も書かなくても良いのですが、文章を書くのは好きなので、何かは書きたいなあ、とは思うのです。

というわけで(?)、何かないかなあ、と考え、唐突に趣味の手芸のお話を書いてみることにしました。

以前、ちらっとブログで書いた気もするのですが、私の趣味のひとつに手芸があります。どこかで習ったわけではなくて、本を読んで、作って、失敗しながら、一応簡単なものなら作れる、というレベルになりました。

そして、意味なく手芸屋さんに行っては、気に入った布を買う(用途未定)、ということを繰り返していたので、布が棚から溢れてきてしまいました。捨てるのも惜しいけれども、何か作っても、消費しきれる数ではないし、と考え、小物を作って、フリーのレンタルスペース(レンタルボックス?)で委託販売をすることにしました(実は、以前も別の場所で、レンタルスペースを借りて委託販売をやっていたことがあります)。

さて、市販の布を買って、販売するもの(例えばバッグなど)を作る前に、考えなくてはいけないことが、2つあります。

ひとつは、使っている布が商用利用が可能な物かどうか、ということです。

例えば、キャラクターがプリントされたものや、マリメッコのようなブランドの生地は、自分で楽しむ物を作るのはOKですが、それを販売するのは禁止、となっている場合が結構あります。なので、まず、自分の使う布のメーカーは、商用利用を認めているのかを確認しておく必要があります。

一律禁止ではなくて、条件付きでOKだったり、以前はOKだったけれども、現在は禁止になっている(逆のパターンもあります)ということもあるので、最新情報の確認が重要です。

次に、何かの本を見て小物を作る場合、その本に「作ったものを販売してよい(商用利用可)」、と記載しているかどうかも、確認しておかなくてはいけません。同じバッグを作るにしても、本によって作り方が微妙に違ったりして、より綺麗に仕上がるコツなど、それぞれの本で工夫がされていたりします。そういったことがあるので、こちらも、個人で楽しむのはOKでも、作ったものを販売するのは不可、ということもあります。

私は、博物館などで働いていたせいか、これらのことは、作品を売ることを考えた時に、一番に気にした部分だったのでした。ですが、先日、この話を友人にしたところ、驚かれたので、意外と一般的には、知られていないことなのかな?と思いました。

完全オリジナルが作れるほどの腕はないので、やはり既存の何かをベースにして作らざるを得ないのですが、この著作権とか商標権とかは、調べるととても複雑で、どこまでならOK、というラインは、本当に難しいです。

ですので、私の場合は、商用利用可の生地を使用して、商用利用可の本を見ながら、現在時間を見つけては、ちょこちょこ小物を作っています。

 

さて、曼荼羅アート、とてもシンプルな下書きです。まっすぐなのも面白くないので、定規で引いた線をフリーハンドで、ちょっと弧を描く形にしました。

ひたすら、シンプルに交互に色を塗っていきたいなあ、と思って描いたのですが、あまりにも単調だったので、途中で放射状の線を減らしてみました。

曼荼羅アート(制作中)

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【文章を書く】認知特性 ーブログを書いている理由に初めて気づきましたー

先日、何かのネットの記事を見ていた時に、認知特性、というものがあることを知りました。

認知特性とは、ざっくり言うと、五感で取り入れた情報をどうやって処理するか、という特徴のことだそうです。

確か学生の時に、(認知特性という表現ではなかったと思うのですが)記憶の方法のタイプとして、目で見て記憶するのが得意なタイプと、耳で聞いて記憶するのが得意なタイプがいる、という話を聞いたことがあります。

その時は、どちらかといえば、視覚で記憶する方だけれども、結構耳で聞いたことも覚えているような…、と考えて、自分がどちらのタイプかは、あんまり自分では分かりませんでした。

ですが、今回、認知特性というものを知って、なるほど、と思ったことがありました。

認知特性は、「視覚優位」「言語優位」「聴覚優位」の3つがあって、さらに、それぞれで分かれていて、合計で6つのタイプがあるそうです。

私の場合、目で見たものはかなりよく覚えていて、教科書などを丸暗記していたような人間だったので(数学の教科書も丸暗記でどうにかしようとしていました…)視覚優位のタイプだろうと思っていました。

ですが、それよりも、あきらかにはっきり当てはまる、と思ったのが「言語優位」の方でした。

私は、文章を読む時、その文章を映像に変換しながら読んでいるのですが、それは無意識なので、そうやって読んでいること自体、自覚していませんでした。

例えば、料理のレシピを見たとして、卵、小麦粉、砂糖…とあれば、それぞれを頭に思い浮かべます。卵をボールに割って、と書いてあったら、卵をボールに割る映像が脳内に浮かぶわけです。

もちろん、子どもの頃からこんな感じなので、これが私にとっての普通で、他の認知特性の方だと、どんな感じなんだろう、と、思います。

また、私は(文系のわりには)グラフなどを作るのがわりと好きで、この情報を視覚的に分かりやすく見せるには、どうしたらいいだろうか、と考えるのは苦になりません。

とある資料館で働いていたとき、企画展で、展示室に飾るパネルを全部デザインしていました。それは、展示内容を視覚的に分かりやすく来館者の方に伝えたい!と思っていたからなのですが、これも、私の認知特性から来ていたんだな、と納得しました。

文章を映像化、図式化するのも好きなのですが、反対に思ったことや見たものを言語化するのも好きで、文章を書くのも子どもの頃から得意な方でした。

好きなものについて語る時、それをどういう風に表現したら、自分が素敵だと思う部分が伝わるだろう、と考えるのですが、そういうとき、どこかワクワクしている自分がいます。

文章を書くのが好きなので、ブログを始めました、とブログの紹介文に書いているのですが、本当にその通りで、自分の思ったこと、気づいたことを言語化することが、私の楽しみのひとつなんだな、と改めて気づかされました。

そして、なるほど、これが私がブログを書いている理由なんだな、と、今回初めて自覚しました。

もしかすると、ブログを書いている方は、結構、この言語優位の方が多いのかな?と思ったりもしています。

認知特性については、私は専門家ではないので、今回書いていることについても、あちこちの情報をつまんで、自分なりに解釈している部分もあります。認知特性について、ご興味のある方はネットなどで調べてみられると、自分がどのタイプかの診断などできるようなので、面白いかと思います。

 

曼荼羅アート、完成しました。

今回は、わりと明確なイメージ(なぜか「medicine」です)を持って描いたので、わりと模様も彩色も、迷いなく仕上げることができました。

普段、自分が描くものと、色や形のイメージが違うものができて、まとまりもいいので、これはこれでいいかな、と思っています。

ただ、明確なイメージがあると描きやすく失敗しにくい反面、自分の中に縛りのようなものができて、自由度が減るような気がします。気の向くままに、適当に(!)描く方が性にはあっているかな、とは思うので、毎回イメージを決めて描くということはせずに、基本はノープランで描いていこうと考えています。

曼荼羅アート

曼荼羅アート

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【博物館・美術館】ミュージアムショップと展示のターゲット層

私が展覧会へ出かける楽しみのひとつに、ミュージアムショップを見ることがあります。

ミュージアムショップについては、以前書いたことがあるのですが↓

ミュージアムショップが充実していると展覧会は、なお楽しい。 - 空の青 風の緑 ーゆるりクリエイティブー

やはり、展示が気に入った展覧会だと、ミュージアムショップを見て回るのも、なお楽しくなります(記念にどうしても何か欲しくなります…)。

先日、とある展覧会へ行ったのですが、かなり親子連れが多く、ちょっと驚きました。

特に大人向け、子ども向けというのは考えていなかったのですが、家族連れの多さに、「あれ?これは子ども向け(子どもをターゲットにした)の展示だったのかな?」と初めて気づきました(よく見たら、解説には全てルビが振られていて、あまり難しい言葉が使われていませんでした)。

博物館や美術館が、どういった層を展覧会のターゲットにしているか、というのは、その展示のミュージアムショップの商品ラインナップを見ると、何となく分かることが多いです。

子ども向けなのか、女性向けなのか、男性向けなのか、あるいは幅広い年齢層なのか、など…。あるいは、特定の層へアピールする場合もあり、例えば、茶道に関する展示であれば(器や道具など)、茶道をやっている方向けのグッズや本が売られたりもします。そういった観点で見ると、今回のミュージアムショップは、明らかに子どもをターゲットにしたグッズで溢れていたので、最初から子ども向けの企画としての展示だったのだな、と思いました。

このミュージアムショップ、ターゲット層を見誤ると、当然ですが、全然売れません。以前、働いていた美術館で、(直接の担当ではなかったのですが)ある漫画家さんの展覧会をしたことがありました。

こちら(美術館側)としては、夏休みということもあり、子ども向けの展示として、ミュージアムショップのグッズも比較的安い価格帯のものを多く揃えました。グッズそのものも、ハンカチやペン、メモ、ノートなど、子どもが使えそうなものを中心にしました(元々、その美術館は絵本などの展示がメインで、普段の客層も親子連れなどが多い館でした)。

ところが、蓋を開けて見ると、実際に来館されたのは、40代、50代の男性が多く、ミュージアムショップの売れ行きは、芳しくありませんでした。アンケートでも、もっと値段が高いものを期待していた、という声がちらほら出てきました。実際、会期中に1個売れたらいいかな、と思っていた1万円のフィギュアが会期初日に売れる、という、想定外の事態になっていました。

実は、その漫画家さんは、多くのヒット作もあり、現在でもよく知られている方ではあるものの、すでに故人で、活躍されたのは30年以上前の話で、最も熱心なファン層は(私が働いていたその当時で)40代、50代くらいになっていました。夏休みだし、漫画だし、有名な方だから、子どもがたくさん来てくれるだろう、というのは、私たち(美術館側)の甘い見込みだったのです(お子さんも来てくれないわけではなかったのですが、ほとんどは親御さんに連れられて来た子どもさんばかりでした)。

そんなわけで、慌てて、次回以降の発注分のグッズを半分くらい入れかえ、価格を上げて、フィギュアも追加しました。それで何とか、ミュージアムショップの売り上げも伸び始め、職員一同、ほっと一安心した、ということがありました。

ミュージアムショップの商品の選定は、必ずしも学芸員が行うわけではなく、館の規模や展示の形態によっても変わってくるかな、と思います。ですが、ミュージアムショップを見ると、どういう層を狙っていたのかな、ということが分かったりして(ちょっとマニアックな展示ほど面白いです)、それもまた、ちょっとした展覧会の楽しみのひとつになったりします。

 

さて、曼荼羅アート、前回の下描きにペンを入れたものです。

0.5ミリのペンと0.3ミリのペンを使いました。

曼荼羅アートに限らずですが、下描きにペンを入れる作業は好きです。薄い鉛筆の線がはっきりした黒いペンの色になると、描いているものに一気に命が吹き込まれるような、そういう感じがします。

消しゴムをかけて、鉛筆の線が消えて、ペンの線だけになるのを見るのも好きですが、実は、消しゴムかけは、あんまり好きではありません。

何となく面倒だから、というズボラな理由なのですが、そのせいで、結構鉛筆の線が残ったままなことが、よくあります…(色塗りの途中で、もう一回消しゴムをかけるときもあります)。

曼荼羅アート(制作中)

曼荼羅アート(制作中)

 

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【文化・言葉】クリームをなめた猫の顔って? ー海外の物語に見る表現と文化ー

世界の昔話が好きです、と時々ブログで書いているのですが、小学生から高校生ぐらいまで、いわゆる児童文学作品を日本のものも、海外のものも、結構読み漁っていました。

というより、よく考えると、海外の作品も含めて、実は大人向けの物語はそれほど読んだことがありませんでした…。なので、学生時代に読んだ児童文学作品と、唯一大人向けで大量に読んでいたアガサ・クリスティーが、私の文章の基礎になっています。

海外の作品は、わりとイギリスのものを比較的多く読んでいました(別に選んでいたわけではないのですが、好みのものがイギリスが舞台のものが多かったので)。そして、当時、「この表現って馴染みがないなあ?」と思うことがあって、最近になって、気になっていたその表現を調べてみました。

(ちなみに、私が読んでいたのは、もちろん日本語に訳されたもので、直訳して伝わらないような文章は、意訳されていました。また、文化の違いで理解できないような部分は、注釈がついていたので、それほど違和感を感じる部分が多かったわけではありません。)

それは(確かアガサ・クリスティ―だったと思うのですが)「クリームをこっそりなめた猫のような顔をしていた」という表現です。細かい部分は忘れたのですが、あまり良い意味で使われてはいなくて、悪いことをして、それで満足感を得て、にやりとしている、そういう人の表情を表す言葉だったと思います。

読んだとき、ニュアンスは伝わるし、どういう表情かもなんとなく理解できたのですが、でも、あんまり馴染みがない表現だなあ、と思って、ずっと引っかかっていました。

それで、「クリーム 猫 なめる 英語」という言葉で調べたところ、英語の表現で「Like the cat that got the cream」というものがあることを知りました。直訳だと「クリームを手に入れた猫のような」ということになりますが、意味としては「(欲しい物を手に入れて)満足気な様子」を指すのだそうです(「got」は「stole(盗む)」でも良いとか)。単に満足気、ではなくて、これみよがしな感じで「してやったり」というニュアンスもそこに込められているようです。

あるいは、自分が満足するために、傍若無人にふるまう人を指すこともあるとかで、いずれにしても、あまり良い言葉ではないとのことでした。

ちなみに、この言葉はイギリスの言い回しで、アメリカだと「Like the cat that got(ate/swallowed) the canary(カナリアを得た(食べた/飲み込んだ)猫のように)」となるそうです。ですが、アメリカの言い回しでは、イギリスようなニュアンスではなくて、「悪いことをしたことがバレて、バツの悪い顔」を指すらしいので、また全然意味が変わってくるようです。

話がちょっとそれたのですが、「クリームをなめた猫」の英語の慣用句表現を知って、なるほど、と思いました。文化として、クリームが身近にあって、しかもそれは、人間も大好きな高価なもので、それをこっそり舐めた猫を見つけた人間の苛立つ様子、という、遠いイギリスの昔の風景が、ありありと頭に浮かぶ気がしました。

特にイギリスは、アフタヌーンティーとして、お茶とお菓子で過ごす時間を大事にする文化なので、それを彩るはずのクリームを舐められた、となると、苛立ちもなおさらだったかもしれません。

アメリカのように「カナリア」だったり、あるいは日本なら「魚」になると思うのですが、それだとこっそり、痕跡なく食べてしまうのは難しいので、クリーム、というところがポイントだな、と思います。

私は猫を飼ったことがないので知識がなかったのですが、猫はクリームが好きらしい、というのを、今回の言葉を調べているときに知りました。

最初「クリームをなめた猫 英語」という言葉で検索したのですが、そうすると、おうちで飼っている猫がヨーグルトや生クリームなどを欲しがったり、こっそりなめてしまった、というような、検索結果がたくさん出てきて、はじめて「猫ってクリームが好きなんだ」と、知ったのです。

ただ、今でこそ、日本でもクリームという存在は身近になっていますが、それは、おそらくここ数十年(?)くらいの話で、「猫がクリームをなめる」という言葉を聞いても、日本人にとっては、言葉どおりの意味にしか受け入れられないと思います。

それを踏まえて、改めて最初のアガサ・クリスティー「クリームをこっそりなめた猫のような顔をしていた」という表現を考えると、やはり「猫」と「クリーム」が密接に結びついた生活だったのだな、と感じます。

慣用句は、身近な生活の文化と結びついたものが多く、それが生まれた背景や文化を知ると、とても面白いなあ、といつも感じます。

ある言葉が持つ裏の意味が誕生する文化的背景に思いを馳せると、遠い土地の誰かの生活が何だか少し身近に感じられるような、そんな感覚になるときがあります。他にも、こんな感じで、物語の中で、ちょっと気になっている馴染みのない表現や文化があるので、また調べてみたいと思っています。

 

さて、曼荼羅アートは、鉛筆の下描きの状態です。鉛筆の下描き途中でペンを入れることが多いのですが、珍しく下描きをきちんと完成させたので、載せてみます。

今回は、ちょっといつもと趣向を変えて(?)、テーマを最初から決めて描いてみました。

テーマは「medicine」です。何故か英語ですが、「薬」というより「medicine」のほうが何故かしっくり来るので、英語にしときます。

何となく形状から、表現しようとしたものが分かる部分と、ちょっとイメージを抽象化したものとが混ざっているので、統一感にかける気もしますが、今までとは違う感じになったので、これはこれで面白いかな、と思っています。

イメージも、薬そのものから、入れ物、原料と適当な感じで連想しているので、多分見た方には伝わらないかもしれません…。

ちなみに、「medicine」を調べたら「外用薬以外の薬、内服薬」とあったので、本当は飲み薬しか「medicine」と言えないようなのですが、ネタ切れだったので、外用薬のイメージも混ざっています。

曼荼羅アート(下描き)

曼荼羅アート(下描き)

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