美術館や博物館の図録は、色にはかなり気を使っていることが多く、実際より明るくも暗くもなく、色のコントラストも実物に近づけるように、何回も色校正をしたりします。よその館から借りた作品があれば、借用したところに確認をしてもらう場合もあります。
ちなみに、そういう美術館などの図録の印刷を得意としている印刷会社さんもいたりします。
ずいぶん前ですが、キルトの作品展を見に行ったとき、展示が素敵だったので図録を買おうと思ったのですが、なかを見ると、展示されていた作品と図録の印象が違って、「あれ?」と思ったことがありました。
私は色目がはっきりした明るい色遣いのものが好きなのですが、自分が実物を見て良いなあと思ったものは、図録では、なんだかコントラストが弱くてぼんやりして見えて、実物はあんまり好みじゃないなぁと思った薄い色遣いのものが、図録だとパキッとした色で、かっこよく見えたのです。
多分、その展覧会は、何人ものキルト作家さんの作品を集めての展示だったので、一人一人に色のチェックをしてもらうことができなかったのだと思います。そのために、なんとなく図録編集の人の感覚で、一律にバランスをとった色の調整をしてしまったために、コントラストの弱いものは図録では強く、強いものは弱い、という真逆の印象を与えるものになってしまったのだと思います。
今だと、簡単に画像の加工ができて、いくらでも描いた作品も自分好みに調整ができるのですが、でも、見る端末によっても色が違ったり、印刷するとまた色が違ったりして、色の調整は難しいなあと思うことが良くあります。
私が描いている曼荼羅アートも、スマホのカメラで適当に(!)パシャっと撮ったものを、線とか色が見えやすいように多少明るさとコントラストをいじっています。でも、あんまり実物と印象が変わらないように気をつけているつもりではあります。
さて、その曼荼羅アートですが、まず黒を塗りました。色のイメージがずっと浮かばなかったのですが、最初から黒だけは入れるつもりがありました。
でも、なんか塗ったら、黒入れないほうが良かったかな、とも思って、予定より少なめにしました。
あと、チェック柄の部分は、塗り間違えたり、数が合わなくてちゃんとチェックになっていない場所があって、気づいた時は、ものすごくショックでしたが、遠目に見ると意外と分かりませんでした…。
ゆるゆるアートで、自分の楽しみのためにやっているものなので、まぁ、失敗もあんまり気にせずやっていこうと思ってます。

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